【競馬】一口馬主について【出資するとしたら】

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まうたま
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今回は一口馬主についてです。Instagramでは載せていますが、夫の父親が家族の代表として「シルクホースクラブ」に出資しており、G1馬のピクシーナイト号を一口所有しています。また、以前は「サンデーサラブレッドクラブ」や「社台サラブレッドクラブ」などで馬を持ったこともあり、札幌記念などを優勝したタスカータソルテ号にも出資していました。今回は活躍馬を持てる可能性があり、競走馬を持ってみたい!と思った方が比較的気軽に叶えられる一口馬主の世界について紹介します。

競馬好きな方であれば、「自分も馬主になって競走馬を所有してみたい!」と1度は思ったことがある方もいるのではないでしょうか?

実際に調べてみると、そもそも馬主になるには様々な条件や膨大な資金が必要になり、なりたいと思っても簡単になれるものではないと知って諦めてしまわれる方も多いかと思います。

しかし、『一口馬主』という仕組みがあることをご存じですか?今回紹介する『一口馬主』であれば少ない予算でも夢の競走馬を持ち、愛馬の活躍を馬主感覚で楽しめたり、時には大きなレースを勝つような競走馬にも巡り合える可能性があります!

一口馬主とは?

まずは『一口馬主』について簡単に説明します。一口馬主は競走馬を小口に分割された持分(もちぶん)を通じて、出資者が共同で競走馬に出資することで、疑似的に馬主気分を味わうことができるもです。

主にクラブ法人によって40口から1万口の間の小口に分割され、総額から割られた1口から出資できます。(例として、シルクホースクラブで今年出資した「アルルの21」の場合、総額4,500万円で口数500口、1口あたり90,000円となっています。)クラブ法人によっては購入可能な口数が決まっており、小口(分割する分母)が多いほど口数が多く出資できる場合もあります。

また競走馬の保有に関わらず、月額の会費が必要です。競走馬に出資して保有した場合は、会費以外に競走馬の委託代などの維持費を口数で割って保有している口数分を負担することになります。特殊な事例として、海外への遠征などの場合は遠征費が出資者負担になります。クラブ法人によって規約が異なることが多いので、もしクラブ法人に入会する場合はよく確認してかの入会を強くおすすめします。

リターンとしては出資した競走馬がレースに出走して獲得した賞金が、配当金として口数に応じて分配されます。ただし全額が分配されるわけではなく、賞金は調教師、騎手、厩務員に計20%が進上金とし引かれるので、残り80%を更にクラブ手数料や税金などが除外された分が分配されます。

一口馬主のメリット、デメリットについて

次は実際に一口馬主をするメリット、デメリットについてです。

まずはメリットですが、やはり一口馬主とはいえ実際に競走馬の馬主の気分を味わえる点が競馬好きにとっては最大のメリットだと思います。抽選ですが競走馬名の命名権もあります。

また一口馬主をしている方の大半は愛馬の活躍や近況が届くたびに一喜一憂するなど、一口馬主ならではの楽しみ方ができるのが魅力です。

クラブ法人によっては牧場見学ツアーなども開催されており、我が家が入会しているシルクホースクラブでは、社台スタリオンステーションの見学やシルクホースクラブの特別なラウンジへ入れたり、パーティーなどが開催されています。(現在情勢によって開催されてないものや見学等制限されているものもあります。)

POG(ペーパーオーナーゲーム)でも疑似的に馬主の体験はできますが、一口馬主であれば出資している愛馬にも会えますし、愛馬だからこそ得られる情報量は格段に違います。賞金や活躍によっては記念品なども作られるので得られるものが格段に違ってきます。

我が家にも過去に活躍した愛馬の記念品や、クラブからの記念品、購入になってしまいますが他では絶対に手に入らないオリジナルクオカードなど、一口馬主でなければ手に入らない特別な物も数多くあります。

何より自分が出資している愛馬は他では絶対に味わえない特別感があります。

デメリットについては、口数で割っているとはいえそれなりの出資金が必要になります。近年では口数が多く一口あたりの出資額が抑えられたクラブも増えたので、口数が少ない場合より負担は小さくなりましたがそれでも入会金や月額なども含めると金銭的なコストはかかります。

投資目的で出資するのもおすすめしません。一口馬主で儲けている人は一部にはいますがごく少数です。我が家もG1や重賞で活躍した愛馬が2頭いますが、それでも儲けがあるわけではなく、損なく長く楽しめている程度です。

また必ずしも選んだ競走馬が活躍するとは限りません。やはり生き物なので常に怪我や病気のリスクは避けられませんし、最悪デビューまで辿り着けない場合もあります。

奇跡的にこれまで持った出資馬たちは全頭無事にデビューしましたが、タスカータソルテ号は競走中の怪我で予後不良に、ピクシーナイト号も競走中の事故で現在は長期休養をしています。

そして最大のデメリットとしては、必ずしも自分が出資したい競走馬に出資できないことです。これは口数が決まっているので、例えば自分が出資したい競走馬が人気で、募集口数よりも応募が多かった場合は抽選やクラブによっては優先権などもあり、狙った通りの結果にならない場合があります。

我が家はここ最近は運良く決めていた競走馬に出資できていますが、過去には出資しようと決めて抽選に外れた悔しい経験もあります。

それでも魅力的な一口馬主

メリット、デメリットについてお伝えしましたが、それらを考慮しても我が家としては魅力があり、今年も新たに一頭の競走馬に出資しました。

元々競馬にまったく興味がない父でしたが、自分(夫)が競走馬の牧場で働いたのをきっかけに一口馬主を始め、愛馬を持つという楽しみを知ったことで今現在に至るまで一口馬主を楽しんでいます。以前は競馬場の入場規制もなかったので、愛馬の応援のために日本各地の競馬場に応援に行くほどでした。

自分達夫婦も競馬が好きなので、やはり自分達の所有馬となると普段よりも応援に熱が入りますし、日々の情報に一喜一憂して楽しんでいます。

毎年届く募集馬カタログを見ながら家族で馬について調べたりするひとときも楽しいです。今でも札幌競馬場に行くと当時札幌記念を勝ったタスカータソルテ号のポスターが飾られていたりと、長く楽しめています。

そして今では初めて出資馬でG1を勝利したピクシーナイト号に出会うことができました。今は療養中ですが復帰に向けてリハビリを頑張っているそうなので、再び走る姿がとても楽しみです!

まとめ

今回は一口馬主について、実際に出資している目線で簡単に紹介してみました。

近年はまた競馬ブームもあり、一口馬主を始める方も増えてるようです。最近は1万口などの口数が多いクラブ法人もあるので、まずはお試しでやってみてもいいと思います。

もしかしたら夢のG1馬の馬主にもなれるかもしれません!

今後も出資馬に関してはInstagramで情報が入ればお知らせしていきますので、気になる方はInstagramのフォローをお願いします。

もし好評であれば、次回は現在出資しているシルクホースクラブについても紹介したいと思います。

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